昔のアイロンは鉄の塊プロに愛され続けたフラットアイロンて何?

産業革命

昔のアイロンで検索したみんなたち~こんにちわー♪

ここはフラットアイロン(ぺたんこアイロン)のページです。火熨斗(ヒノシ)や炭火アイロンではございません!

その昔西洋で粛々と衣類のシワを伸ばし続けたプロフェッショナル達の愛用品。それがフラットアイロンです。

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アイロンそれは鉄の塊?

現在アイロンと言えばコンセントにつないでムワーっとあっつくなるやつですよね。小さいお子様がいるおうちでは特に気を付けたい家電のひとつ。

そもそもこのアイロン。なんでアイロンと呼ぶのか?単なる名称としか認識してませんでしたが、ちゃんと理由があるようです。

アイロン=iron

【iron】鉄、強固さ、ゴルフ・クラブのアイアン

そう、つまり鉄のことです。鉄はアイアンですよね。でもスペルをローマ字読みするとたしかにアイロン・・・ナルホド!

アメリカのタイメックス社の腕時計にアイアンマンシリーズがありますが、たしかに「IRON-MAN」て書いてあります。

IRON-MAN

IRON-MAN

こっちは鉄人の意味ですよね。防水OKの男子が喜びそうなタフなあいつです。

昔のアイロンはただの鉄の板

これがアイロンの真相です。つまり昔のアイロンとして良く出てくる火熨斗(ヒノシ)や炭火アイロンは新参者。こっちの方が元祖です!(後に中国の火熨斗の先祖が元祖と判明。サーセン)

そしてただの鉄の板であるが故に自分で発熱することはできませんでした。このあたりを改良しようと試みた結果、熱い炭を入れる火熨斗(ヒノシ)や炭火アイロンが開発されたというワケ。

昔のアイロンはただの鉄の板

こちらはフランス製?

主に形状が平べったいペタンコ型だったので「flat iron」フラットアイロンと呼ばれたようです。黒ずんだ色から「sad iron」サッドアイロンとも。南部鉄器みたいなイメージでしょうか。

ほかにもはさんで使うハサミ型やギザギザのもあったみたですが、いずれも鉄・鉄・鉄。つまりアイロンは鉄の塊なんですね。

アイロンは鉄の塊

いろいろあったみたい

一人では何もできない悲しい子

鉄の塊というか板に取っ手が付いただけのシンプルな構造です。当然発熱するなんてことは無いので、どこかから熱を借りてくる必要があります。

お湯にでも浸けて煮るか?いやいや濡れて使い物になりませんw。じゃぁ直火?そういう焼きゴテみたいなのもありますが、直火は服がコゲてしまいますw。

頼もしい相棒ランドリーストーブ

そこで登場するのがランドリーストーブ。ストーブの上や横に鉄のアイロンを置き温めるという方法です。

鉄ですからすぐに冷めてしまうためアイロンを複数用意。それをとっかえひっかえ次々と使っていくのがプロの匠だったようです。

ランドリーストーブ

ランドリーストーブ

ここで言うプロとは洗濯工場の職人。今のクリーニング屋さんですね。確かに大量のアイロンがけが必要になりますし、その規模じゃないとこのランドリーストーブは使えないですよね。

フラットアイロンの歴史

フラットアイロン(ぺたんこアイロン)の歴史は18世紀、1830年代までさかのぼることができます。場所はイギリス。産業革命により栄華を極めた輝かしい時代のお話です。

産業革命

産業革命

産業革命では織機・紡績機の改良やワットの蒸気機関の発明が有名ですが、産業革命で進化した製鉄に関する技術の向上が更なる発展のカギになったようです。つまり鉄を自由に扱える技術です。

これにより様々な鉄器・工業機械などが発明され、そのなかの一つがフラットアイロン(ぺたんこアイロン)だったというワケ。

これが一般にも流通して、町の金物屋にも並び主力商品となっていったようです。と同時に熱源となるランドリーストーブもセットで好調w。

町の金物屋

町の金物屋

その後から炭火アイロンやオイルアイロン・ガスアイロンなんかが開発されていきます。自ら発熱できない部分を克服するためですね。

そんな便利そうな道具もフラットアイロンを超えることはできなかった様子。電気式アイロンが登場するまでのかなり長い間フラットアイロンは愛され続けたのです。

なぜなのか?

プロが選んだ納得の品質?

当時洗濯は重労働のため、中上流階級の間では、自らの使用人にやってもらうか、洗濯工場にお任せする仕事でした。

なので金物屋さんでの一番のお得意様は一般家庭ではなく、洗濯工場や上流階級。ふむ。ここで洗濯とつながりましたね♪

洗濯のプロはアイロンがけのプロでもありました。大量のアイロンがけをさばく必要があったワケ。これが「炭火アイロンさんフラットアイロン人気に嫉妬」につながりますw。

炭火アイロンが勝てなかった理由

もっと便利に快適に!を理念として掲げられ開発された炭火アイロンでしたが、フラットアイロンをしのいで王座に就くことはできなかった様子。それは重かったから!

炭火アイロン

いかにも重そうですw

炭火アイロンなどの発熱式アイロンの重量が約2kg。対してフラットアイロンの重さが0.5kg-1kgだったとと言います。

洗濯のプロである匠たちは女性が多かったこともあり、重いのはチョット・・・という感じで現場に採用されなかったわけですねー。

フラットアイロン時代の終わり

その足音は電気の進化と共に聞こえてくるようになりました。電気式アイロン、現在のアイロンの登場です。

電気の登場で洗濯機も進化し、洗濯の作業が軽減されたことで一般家庭でも洗濯をする方向になっていきます。すると洗濯工場の需要も減りますよね。

結果、無敵のフラットアイロン様もついに終焉の時を迎えることになります。だって工業用アイロンも電気式がでてきますから・・・。

工業用アイロン

工業用アイロン

昔のアイロン・フラットアイロンまとめ

ヨーロッパの産業革命前後から登場した鉄の塊フラットアイロン。

現在ではその名称で検索をかけるとヘアアイロンの平らなやつの画像が出てきます。これも洗濯棒と同じく今では使われなくなってしまったので、もはや違うものが代表になってしまったのですね。

しかし電気式アイロンが登場するまでは多くの洗濯工場の現場で使われていたようです。

フラットアイロン

今はブックエンドとして復活w

日本では火熨斗(ヒノシ)がメインでしたが、ヨーロッパでは炭火アイロンなどを抑えフラットアイロンが王座に君臨しつづけます。

一説によればこれは炭の質の違いによるところが大きい様で、西洋の炭は火の粉が跳ねたりして衣服が焦げるようなこともあったのだとか。

日本ではそんなことはなかったので、そのまま江戸時代以降も使われていたようです。

その後電気式のアイロンが登場し、やがて姿を消していくこととなるフラットアイロン。

現在ではその名前アイロン=iron(アイアン)だけが残っているばかり。勉強になりました!あざっす!
m(_ _)m ペコリ

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